最近よく行く両国のKFCホールにて、今回は2回目の参加となるアトピー・アレルギー・免疫学会でした。

事前登録をした気満々でいたのに、まさかの、と言いますか単にうっかり?もしかして?未登録だったかも????

前日になって事前振込した形跡がない事に気付き、慌てふためく自分。。。当日参加だと金額が違うし、ランチョンセミナーのお弁当もつかないし、そもそも満席だと入れない。。。。凹みまくり、そして、いっそサボって休日を満喫しちゃおうかと開き直り始めた自分。いや、一か八か現場に向かおう、揺らぐ自分。悩んでも仕方ない。まずはゆっくり週末の一杯を楽しんで、朝になったら考えようと、寝床につく前夜なのでした。

早朝に目覚め、やる気満々、結局、強行突破に踏み切りました。朝一で現地入り。ネットから申し込んだつもりでしたがダメですよね〜などと言い訳しつつも、当日申込みコーナーに行き、用紙に記入して支払おうとしたら。。。

なんとなんと、神様はついていた!

「岩城先生、名札ありますね。事前登録、ランチョンセミナーともお申込み済みですよ」

何故か手続きをしていた自分。記憶喪失か。。。そして何故か事前支払いのみ怠っていた自分。逃げ切る気だったか?まさかです。もちろん、受付で現金払いしました。事前登録価格で2千円分お安い!なんだかとっても得した気分!

手帳に書き込んでおいて申込みを済ませていなかったなんて、相変わらずドジな自分が情けない、なんて反省しまくりの前夜だっただけに、嬉しいスタートでした。

さてさて、学生の頃から苦手意識のある皮膚科疾患ですが、その理由を考えてみました。

治らない、治せない、診断が難しい、ご家族との信頼関係と地道な継続治療が必要、お金と時間がかかる、メカニズムが複雑、などなど。。といったところでしょうか。

今回の学会、一つ目の講義で、苦手意識再認識でした。アレルギー発症のメカニズムのおさらい。インターロイキン何番と何番、レセプター何番、アレルゲンが侵入して何とか細胞が刺激されて何とか何とかを放出して、何とか細胞が記憶して、次に抗原が入ると何とか何とかで痒みにつながる。。。だからここに何とかと言う薬が効く。ここには何とかと言う薬が作用、でもこっちには効かない。などなど。

はい。大の苦手分野です。基礎知識。

皮膚科に限らず、どの分野も、応用、臨床が、やっぱり好きです。

美味しいお弁当を食べながらのランチョンセミナーの後半から、午後一番の基礎編講義と、連続でほぼほぼ意識を失っていました。

はい。もちろん、今回も、一番前の席、講師の目の前、ど真ん中の席で。。。

睡眠学習も、時には必要かと、自分を慰めつつ、夕方まで、学べるところはたっぷりと、学んで参りました。

アトピーもマラセチア性皮膚炎も、保湿と外用薬、シャンプーが大切である事、食物アレルギーはとにかく食事管理である事、それらのメカニズムや特徴まで、臨床応用編は今回もしっかりみっちり覚醒です。

明日からも、ストレスの強い、わんちゃん猫ちゃんの痒みを撲滅すべく診療に励みます!

そんな当院の働かない男、くまの腰にも謎の円形脱毛が。。。痒いのか?いや、きっと怠けハゲ。

そっと、経過観察に留めます。診るだけで逃げる相変わらず可愛くないヤツなんです。