先週の木曜日は恒例の臨床病理セミナーに行って来ました。

最近、立て続けに悩ましい症例が続いたため、当院からもご相談させて頂きたいスライドとカルテをいつも以上に持参しました。

開業当初は症例数が少なく、他の先生の症例で勉強させてもらっていました。

徐々に持ち込むスライドが増え、他院の先生方とのディスカッションも対等に出来るようになりました。

今回は、残念ながら亡くなってしまった腫瘍の患者さんの症例相談もしました。経過が早く、手術してもその後の回復が悪く、助けてあげられなかった猫ちゃん。

病理診断結果と、実際の臨床経過や症状が一致しない事は少なくありません。

そんな時、信じるのは自分の経験と信頼する先生方のご意見と、本人が教えてくれるサイン、などなど。

今回も、手術で取りきれなかった目の奥の腫瘍と、術後の全身状態の進行、診断結果と臨床経過に悩まされた猫ちゃんを相談したました。

やはり、疑っていたあの憎きガン、リンパ腫だろうとのご指導を頂きました。

助けたはあげられなかったけど、勉強させてもらって、尊い命に、また一つ学ばせてもらいました。

勉強会の会場でもある、いつもとても協力的な同僚の獣医師と、また熱い討論会(と言う名の宴会)を企て中です。

 

 

 

 

ゴリラのねぞうに一目惚れした休日でした。

野生動物に癒されつつ、束の間の休日も、動物三昧です♡