院長の岩城です。
スタッフの愛犬、とても珍しい犬種、ケリーブルーテリアのよつばちゃん。お恥ずかしながら私は初めてこの犬種を知りました。お遊び大好き、とってもフレンドリーでお利口さんのよっちゃん。
今年の1月、よっちゃんは大きな病気を発症しました。
ある日、嘔吐と濃すぎるおしっこ、下痢をしているとの事で病院に連れて来られたよっちゃん。
重度の黄疸と貧血を認め、そのまま入院に。まだこの時はごはん食べていました。
14%だったヘマトクリット値(赤血球の割合)が翌朝には9%にまで下がり、何も食べなくなり、命の危機が迫っていました。その日の内に大型犬の飼い主様に連絡し、わんちゃんをお借りできて、輸血を実施しました。瀕死の状態に陥ったよっちゃんに寄り添い、懸命に介護を続けた飼い主スタッフの努力と願いが実り、輸血に協力してくれたわんちゃんの力を借りて、なんと、よっちゃんは一命を取り留めました。
検査、治療経過から重度の自己免疫性溶血性貧血(IMHA)と診断しました。あれから9ヶ月、なんとか危機を脱した後もお薬を減らせずに数値の改善、症状の改善が得られず、今も治療は続いています。免疫抑制剤が足される度に血便を繰り返し、下痢と貧血の戦いが続きましたが、入院時とは別人のように元気になったよっちゃん、今も元気に定期的検査にスタッフと同伴出勤してはみんなに挨拶して回ってくれます。
よっちゃんの命を救ってくれたわんこ、家族の愛、スタッフ皆の協力に感謝、よっちゃんの強い生命力に脱帽です。





