某フードメーカーに治療食のセミナーをやって頂きました。
アレルギー用、尿路結石用、腎臓用と減量用のフードについて。
アレルギー用食についてのお話しを少し紹介します。
他者大手の治療食メーカーでは他の治療食と同じ工場で低アレルギー食(除去食)を製造しているため混入があったり、海外の工場で作られたものを輸入するため鮮度が落ちたり。
今回セミナーをして頂いたメーカーは、6大アレルゲン(牛・豚・牛乳・鶏・鶏卵・羊)が全く混入しない、鮮度が保たれている、特許製法で美味しくを実現しているなどなど・・・。他者と比較したオススメの理由を具体的に示していました。
一番怖いのは飼い主の皆様が自己判断でネット購入等をしている現状。低アレルギーを謳ったフードを間違って続けていたり、原料表示にその子のアレルゲンが入っていないからと安心して購入していたり、安いから、自宅に届くから、ポイントが貯まるから、病院で一度出されたからこれを続ければいいと、直輸入や大袋買いまとめ買いなどなど・・・。間違った治療をされている方がたくさんいらっしゃるという現実。場合によっては余計な出費、無駄な治療、悪化要因になる事すらあります。
適切な治療食管理は、病院での診察、検査、経過、状況、好みなどにより様々です。変更が必要な事も、継続の必要がなくなる事もあります。
当院では、他で買うことを拒むようなことはしません。ただ、動物のためにも、間違った食事管理を続けないで頂きたい。そのためにはメーカーを変更した、ネットで購入して続けている、 直輸入を見つけた、などは是非報告して下さい。全ては動物のため、そしてご家族のために。
因みに、新人の頃から続けているフードの試食、美味しさの進化に感動です。メーカー各社の開発努力に感謝です。特に今回のメーカーのフードは、お酒のつまみになるくらいの美味しさと歯ごたえです。お世辞抜きです。(自分はグルメな方ではありません^ ^)
若かりし頃は処方食の不味さに、吐き気を覚えるほどでした。大袈裟ではないです。
今のわんちゃん猫ちゃんは幸せ者です。美味しく治療食で健康管理ができます。
当院ではごはんの相談だけでもお気軽にお待ちしております。人も動物も、毎日の食事が美味しく、楽しい時間であることが一番の幸せです。
写真の子は手術後当日の夕ごはんの様子です。
美味しく食べてくれる姿は本当に我々の喜びです。
あ、これは治療食ではありませんが・・・。
うさぎさんなので、許してあげて下さい♡