祝日明けの日曜日、久し振りに六本木のセミナー会場に行って来ました。

せっかく朝のうちにやっと雨も止み、お出かけ日和となったのに、地下鉄直結のビルの中のセミナー会場。全天候型施設、窓無し会場って、晴れの日は損した気分ですよね。という訳で、少し早めに到着して外の空気を一旦吸って、なんて考えてはいたんですが、午前中の用事がギリギリとなり、結局今回もスーパー速足で会場直行、厚手のコート大失敗、やや汗じんわりでの到着、です。。。服装の難しい季節です。

で、今回の内容は、猫ちゃんの糖尿病。外国人講師。YES。オールイングリッシュ。

と言ってももちろんいつものベテラン通訳の先生が付いてます。日本人の早口ハイテンポ講師の方の講義に比べて、むしろ通訳時間があるためゆっくり講義が進行し、メモ取りやすい有り難さがあります。しかもゆっくりクリアな英語で進めて頂けるので英語の勉強にもなっちゃいます。いや、少しだけ。

視覚が特に記憶に残る、と言うことでオーストラリア出身ロンドンの大学の講師の方が見せてくださったとある一枚のスライド、大好きなジョージクルーニーとその奥様、並べた写真には仲良さそうに見つめ合う老夫婦。

 

糖尿病の猫ちゃんのコントロールは、ご家族の生活スタイルや事情によって柔軟に変えるべき、と言った内容のスライドでした。お金はあっても時間がない飼い主さんのインスリン治療をどう支えるか、一日中家にいるけど年金暮らしの老夫婦なら?

大学で専門医を務める立場の先生でも、飼い主様それぞれの立場に合わせた治療方針を立てる、当たり前のことのようですが、なかなか難しい事でもあります。とても尊敬します。

イギリスでは3割の糖尿病診断猫ちゃんが1年以内に安楽死で亡くなるそうです。

ご家族が管理できず、ご家族のQOLが下がるために。。。

糖尿病専門医として、大きな課題だからこそ、ご家族に寄り添う大切さを実感しているのかもしれません。

 

さてさて、本題の内容、かなり最新の糖尿病データ満載でした!糖尿病猫の5頭に1頭があの病気を併発している!?肥満のリスクは!?治療食にこだわらなくても、アレでも食事管理は大丈夫!?特に犬は治療食管理自体が要らない!?

ご家族の負担も減らせそうなものも含め、あんなことやこんなことまで、参加して本当に良かったです!

明日からの診療にまたしても、生かしていく所存です!

ミッドタウン?今回も完全にスルーです。大阪同様、会場と往復の道のり以外、寄り道はありません。

アウェイですし。調布パルコが落ち着きます。