犬の虫歯ってご存知でしょうか?

かつては「犬も虫歯になりますか?」といった質問に、「実は、ほぼならないんですよぉ!」と自信満々に答えていた自分ですが、

最近では犬も虫歯になることがわかってきたようです。(まだまだ発生頻度は稀のようですが)

糖分や人の食べているものを分けてもらう事で、犬もエナメル質が溶けて虫歯菌に犯されるようになったそうです。

犬に多いのは歯周病。歯石の付着と歯肉炎。そこに虫歯まで発生してしまったら、わんちゃんはもちろん、口臭に耐えて顔を舐めさせるご家族も辛いです。

先日スケーリングしたわんちゃんは臼歯が一本抜歯必要レベルでした。グラついて、腐って、歯石に覆われて。

今まで多くのスケーリング(麻酔下歯石除去)を行ってきましたが、猫ちゃんの全顎抜歯を除いて、スケーリング目的なのに抜歯の必要性があると判断して抜いてきた歯は何百本にも及びます。

多い時は一頭のわんちゃんから20本以上。歯がなくてうまく喋れないお年寄りと違って、動物は言葉を話しません。入れ歯はなくても大丈夫。

そして猫ちゃんなら丈夫な顎の力で、わんちゃんなら大体元々ごはんを噛まずに丸呑みしているので、歯がなくても食事は可能です。

処置後の動物は元気に食べられるようになったり、よだれが出なくなったり、口臭がなくなったりと、ご家族にとっても嬉しい事ばかりです。

そもそも抜歯が必要なほど歯がボロボロになっていると、顎の骨も脆くなっていたり溶けていたり・・・。すでに噛む力がなくなっているケースが多いんです。

動物にも歯医者さんがいます。いわゆる歯科専門医。高度な歯科治療をご希望なら専門医のご紹介も可能です。抜歯だけではなく、神経を抜いて充填剤を入れたり、削れたエナメル質をコーティングしたり、歯科専門のレントゲン装置で詳細を撮影したり、人さながらの治療が動物でも可能になってきています。もちろん専門医でなくても実施されている先生も多くいらっしゃいます。

人ほど歯が命とは言わないでしょうが、動物も、ボロボになった歯で痛みで食べずらくなるのは人同様ストレスが大きいことに間違いはないでしょう。

治療法はあっても、肝心なのは日々の予防です。

歯磨きを毎晩徹底してされるのはなかなか至難の技です。嫌がる、時間がない、噛まれる、汚い・・・。

手頃なものからしっかりケアするものまで、デンタルケア商品は今では本当にピンキリです。

ご家族のニーズや動物の性格なども考慮して選んで、日々のケアに活用できたたら、将来の歯とお口の健康は大きく変わってきます!

 

先日、歯のスペシャリスト、人の歯科医院で取り扱う商品を開発し、それを動物用に改良し販売しているメーカーの方にデンタルセミナーをして頂きました。

左右のお口に数プッシュするその商品。お味もよく、扱いがとっても簡単なのに、一番驚くのはその効果の速さ!!

スプレー直後では明らかに口臭が減っている!!

当院でも早速取り扱いを開始しましたので、実感されたい方は是非サンプルを試しにご来院ください!

 

 

 

 

 

 

 

 

自分も、半年間耐えた奥歯の痛みに限界を感じようやく歯医者さんに行きました。

はい。医者は嫌いです。痛そうで・・・。でも痛いのでついに行きました。

随分前に神経を抜いて銀歯になっていた奥歯。その下で歯茎が腫れて痛みが続いていました。

椅子に座って顎を乗せる最新式?のパノラマ型の歯科レントゲンを撮っていただき、銀歯を外して根元のチェック。詰め物をして抗生剤を埋めて本日終了。

全身麻酔なしで口を大きく開けてじっとしている人間って偉い。言われた通りに口をゆすいで椅子から降りて自ら会計を済ませる。お礼を言って帰る。

この流れはどんなに獣医療が進歩しても、動物には不可能な技だと、少し勝ち誇って帰宅しました。

そうなんです。動物の場合、歯石除去は全身麻酔になります。歯周ポケットや歯の裏側を綺麗にするのは麻酔なしでは不可能です。

だからこそ、日々のケアで治療の必要性を最小限にしたいものです。放置すれば顎の骨折にも、全身の抵抗力の低下にもつながる口腔疾患を、是非予防しましょう!

 

くまは、思いの外嫌がらずスプレーされ、本当に、一瞬で口臭が消えました。